未来の学校構想

~ 子どもも大人もともに育つ学びの場  ~

震災後3年半にわたる旅を終えて・・・
生まれたひとつのビジョンが学校(フリースクール/オルタナティブスクール)作り。

新しい時代を牽引してゆく子どもたちが本当に幸せに生きられる未来をイメージした時に
、
『新しい教育・新しい学校』が必要であると感じているのは私だけではないと、折にふれて感じてきました。

旅先で出会う小さなお子さんをお持ちの方々からも、口々に
『私も新しい学校、創りたい!(創って欲しい!)』
という声を聞き、
その反応のストレートさは驚くほどでした。

この「学校づくり」というアイディアを軸に、
すでに各種フリースクールなど
新しい学びの場を運営・実践されている方々にお話を聞いてゆく中で、
『フリースクール』という言葉に対して『既存の学校に馴染めない子どもたちが行く場所・駆け込み寺』といったイメージを持たれている方がまだまだ多くいらっしゃるという現状も知りました。

フリースクールを「普通の学校・社会に『復帰』することが出来るようになるまでの一時避難場所」ととらえているご両親(あるいは地域社会の認識)のもとで通う子どもたちは、
学校内と学校外で関わる大人たちの<価値観の違い>の間で悩むこともあると聞きました。

オルタナティブな学びの場の真価は、
固定された価値観に捕われず、しっかりとした自己信頼を軸に、1人1人が本来的に持っている限りない資源を活かして生きる知恵と力を育みあう場所であることだと思います。

私自身、既存の小・中・高とストレートに進み、様々な葛藤がありながらも大学を卒業し(その頃はまだ葛藤を克服出来ていませんでしたが)、大学を卒業してすぐに都内私立の中学・高等学校の教員を務めましたが、
短い教員生活で感じたことは、「私たちの多くが、少なくとも9年もの『義務教育の時間』を学校という場で『過ごさなければならない』と思い込まされて来たこと」への違和感でした。

教員を辞めた後に、はじめて自分らしい生き方を選ぶ機会が訪れ、試行錯誤しながらも『自分自身の喜びをベースに生きる手応え』を少しずつ取り戻して来た経緯や、
その後9年間、セラピストを職業として多くの方々の心身のお悩みに立ちあうなかで、これまで私たちを育んで来た教育の場に『自己信頼』を育むという視点を持ったサポートはどれだけ与えられていただろうか?」と思うに至りました。

そして、『望む未来は自分でつくれる』と、自分たちの生きる世界に深い信頼を置いて暮らしている大人たちはいったいどれくらいいるだろうか?とも感じてきました。

仕事、家、家族、お金、肩書き、、、そうしたものの多少にかかわらず、根源的な『不安感』を覚えながら生きるのがある意味『当たり前』のようになっている中で、
「そうした不安や葛藤はある程度当たり前だ」と言い聞かせながら生きてきた私たちは、知らないうちに『自分ではない誰か』がつくりあげた価値観にコントロールされて、限定的な自己価値や、時代や社会が作り上げた「正しさ」というイメージの中で、本来ひとりひとりに備わっているかけがえのないチカラを発揮しかねている人は少なくないように思います。

そんな気付きを深めてゆくうちに、実は子どもたちだけでなく、大人たちにとっても、自己信頼の回復や 価値観・ライフスタイルの変化をサポートしあえる仲間たちとの出会いや、助け合いの輪が広がることが必要なのでは? と感じるようになり、

2015年春分から、大人のための<ラジオ寺子屋>プロジェクトをスタートしました。

~ 『ラジオ寺子屋』とは? ~

『ラジオ寺子屋』はインターネットラジオ講座。

望む未来を作り出す力をひとりひとりの中に取り戻してゆくために、ちょっとした『意識の変化』が必要なこの時代を生きる上で、
暮らしの中から意識をシフトアップさせてゆく知恵をいち早く、感性豊かに切り開いて来られた10人のスペシャル講師陣にナビゲートして頂く毎月12〜14コマの講座を楽しみながら、
同時に、同じ思いを持つ全国の仲間たちとのつながりもふわりと育んでしまおう!という画期的なプロジェクトです☆

詳しくはHPをご覧下さい☆
ラジオ寺子屋HP:http://radioterakoya.com

1年後には、講座をお聞きの皆さん おひとりおひとりの内側から <新しい未来構想>が生まれて、

自分軸を健やかに育みながら『ワクワクのバイブレーション』で繋がる大人たちのもとで、
子どもたちの新しい学びの場も各地で自然発生的に生まれてくるのではないかと想像しています。

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